決戦迫る!
オゼールが条約へと裏切り、アルトゥーク軍は多少の打撃を受けたとはいえ戦略的な勝利を積み重ねていた連合。
一方陸では終始押され続け、頼みの綱のノルド海軍も東部派遣艦隊が全滅した同盟。
条約が活発に動き始めたので手早くケリをつけたい連合と、これ以上の決戦の先延ばしは不利にしかならないと判断した同盟は
呼吸を合わせたように互いに天下分け目の大決戦を計画する。
着々と戦機が高まってくる中
ペトラたち条約は迂闊には動けずいた。
反乱の気配が収まらないオゼールとシスティナ。
決戦のための足止めに呪詛レベルの恨み言を唱えながら攻め込んでくるハルーシア。
連合・同盟からのアレクシス・マリーネへの接触。
パンドラや魔術師協会とはまた違う、うごめく何かの思惑。
全てが一つにつながるとき、また新たな戦乱が広がろうとしていた。
グランクレスト戦記ファイナルシーズン 新世界に至れ 三話 這いよる混沌
己の信念、クレストに灯せ!
英雄よ、混沌を沈め、皇帝へ至れ!
PC1 ペトルーシュカ 因縁 『悲哀王』 ペトロ
彼を一言で表すなら「哀れな王」であった。
弾劾会の時に面識が出来たがその時の彼は彼のせいではないのにひたすら頭を下げ、罵声に耐え、不甲斐ないを通り越した元主君に憤り唇を嚙んでいた。
そんな彼の、彼らの努力を台無しにしたのが自分だ。
『アレクシスとマリーネの婚姻による和平』。理想が間違っていたとは思わない。
しかし現状を良くしようと死に物狂いで戦い、信用を取り戻そうとしたハルーシアの人々をあざ笑うかのように
マリーネを餌にアレクシスを条約へと裏切らせ、理想を実現させようとした結果、ハルーシア軍が万近い犠牲を出した戦い全てを無駄にした。
これは変えようのない事実だ。
そんな彼が兵を率いてオゼールへと攻め込んでくる…。
もはや和解の余地はないのだろうか?自分の理想が間違っていたのだろうか?
蠢く影が言うように自分は他人に不幸しかもたらさないのだろうか?
PC2 ウィル 因縁 『望まれぬ愛』アレクシス&マリーネ
いま世界で一番憎まれている夫婦であるアレクシスとマリーネ。
マリーネは奮戦空しく負けただけ故に汚名は少ないがアレクシスはもはや擁護しただけで袋叩きにあうレベルで憎まれてしまっている。
だがそんな二人に接触してくる者たちがいた。
連合の強硬な方針に不安を感じる者たちやエーリクの強引な統治についていけないものたち。
全てが事実ではないだろう。
しかし今の条約が一枚岩ではないように同盟や連合も一枚岩ではない。
そこに活路を見出すしかない。
バールズを操っていた影が蠢くならば必ず断片的な情報の中に真実があるはずだ。
PC3 レーリル 因縁 『戦争狂』ゲイル
因縁の相手であるディゼニスがオゼールの傭兵を率いて反乱を企んでいる言う情報をハアトからの遺言を受けたレーリル。
そんな中反乱を鎮めるためテオが帰還したシスティナではより反乱の火が燃えあがっているとの情報を聞く。
テオ・コルネーロのカリスマをもってしても中々沈められないとは一体どういうことだ?
疑問を抱いているととある情報がもたらされた。
『戦争狂』ゲイルがいる・・・と。
ディゼニスが個人の誉れのために手段を問わないならゲイルは戦争という状況を作るために手段を問わない最悪の傭兵だ。
この二人が組むようなことになったら・・・だがどちらから対処すればいいのだ?